ナックルヘッドの歴史
ハーレーのナックルヘッドは、1936年に登場した歴史のあるエンジンのことを指します。
元々は、ハーレーは別のエンジンを開発していたのですが同業他社が優秀なエンジンを開発した結果、別路線で良い製品を開発しなくてはいけない事態になりました。
実際に、ハーレーはフラットヘッドという別のタイプの製品を開発していて、これは1929年に開発されて利用されていました。
発表された当初の排気量は988ccだったのですが、後年に改良を加えられた結果さらに大きな排気量でハーレーに利用できるようになりました。
それが、ナックルヘッドです。
トップスピードで述べると、200キロをオーバーすることもあって当時としては非常に高性能な製品であったことがわかります。
ナックルヘッドは、当初は故障やトラブルが多くて問題点もあったのですが、1940年代に入るとこういった問題点が解決されて排気量も1200ccまで大きくなります。
そのため、黎明期のハーレーを支えた非常に優秀なエンジンであったといえます。
ナックルヘッドの特徴
ハーレーはバイクが好きな人に取って憧れで有り、一度は所有したい名車で1940年代に製造されたモデルも現在市販されているモデルも大排気量のバイクとしてエンジンの振動と重低音に変わりは無く人気のあるバイクです。
ナックルヘッドは1936年に発表されその後ハーレーがこだわってきたVツインのエンジンの初期型でオーバーヘッドバルブを採用し拳のように見えることからナックルヘッドと呼ばれ、シンプルな構造でメンテナンスがし易いと言う特徴があり、1936年製造の988㏄EL型から今でもファンが多い11942年のF型までナックルヘッドのハーレーは発売されています。
最初に市販されてELは40ps/4,500rpmでせいの80年以上前のエンジンとしては十分な性能を誇り、1941年に発表されたFと1942年に発表FLは1200cc、48ps/5,500rpmの性能で最高速度160kmを出すことが出来ました。
現在でもこの時期のハーレーは根強い人気が有りことも特徴の一つです。