日本国内の動画ではグリップ交換の詳しい動画がないため、海外の英語版動画を翻訳つきでご紹介します。
英語ですが細かいところまで撮影されているので、見ているだけでとても分かりやすいです。
約10分の長めの動画になりますので、お時間がある時にゆっくりご覧ください。
動画下部に日本語訳と日本語のグリップ交換の流れを記載してありますので、日本語訳で流れを把握したら、動画で細かい部分を確認しながらご覧いただくと分かりやすいかと思います。
10分で見る!ロードキングのグリップ交換
- 日本語訳を見る
バイカーによるバイカーのための動画
LawAbidingBiker.comのライアン・アーラッシャーだ。
動画を観てくださりありがとう。
皆のためにまた一つ、無料チュートリアル動画を用意した。
今回は、ハーレーダビッドソンのバイクに、純正グリップや、別売グリップなどを簡単に装着する方法をお見せする。
俺も、後ろにあるロードキングととてもよく似たバイクに装着したことがあるが、交換方法がとても似ている。
~ヒートフリップ動画への宣伝告知のため一部削除~
では、動画を楽しんでくれ。
ではまず最初に、左ハンドルのコントロールクラスターを外す。
そこにボルトが2つ見える。(01:11)これを27サイズのトルクレンチで取り外す。
ハンドルバーの前側から、Cクランプを取り外す。
続いてすぐにボルトがまた2つ出てくるので、これを取り外す。
2つのボルトを外すとCクランプが取れるので、落ちないよう片手で全部を受ける。
ここでT25サイズのトルクボルトを、下から取り外す。(01:38)
上部にボルトがもう一つ。サイズはT25。今外されている所だ。(01:43)
4つのボルトが取り外され、コントロールクラスター全体が緩まった。
必ず両手を使って、ハウシングを落としてタンクをへこまさないように気をつけてくれ。
もちろんここにはワイヤーが引っかかっているので、クラッチへの絡みを外す。ワイヤーは付いたままにしてくれ。
ミラーが邪魔になるようなら、先にボルトを取り外してもいい。
どちらでもいいので、俺らは付いたまま進める。
クラッチへの絡みを無事に取り外した。
これで、ハーレーの工場で取り付けられた左グリップが見えるようになった。
時間が経てば自在に回せるので、回しながら外す。
回らない場合には、カミソリの刃で切り取る必要がある。
新しいグリップは、ハーレーダビッドソンのウィリーGスカルグリップだ。
これをスライドさせて装着する。
グリップには左右があり、デザインが少し異なる。
左のスロットル側では、起伏がある。
この起伏がハウシング内部のチャンネルを掴み、グリップが勝手に回ってしまうのを防ぐ。
ハンドルには決まった向きで装着される必要がある。
スカルの部分が表示されているように手前に来るように装着。
ハウシングの起伏部分が上部に来て、ロックできるように。
先ほど言った通り、購入したグリップを糊付けしないように。
ハウシングにグリップが合っていれば、勝手に回らないようにロックできる。
それでは、ハウシングを掴み、奥まで差し込む。
グリップが固定されるまでだ。誰かに手伝ってもらってもいい。
自分一人でやっても構わない。
全てのパーツがしっかり固定されている事を確認。
クランプやコントロールクラスターが、うまく噛み合っている事とグリップが固定されている事を確認する。
ここで、ミラーとクラッチ、Cクランプの後ろ側に紐づいている物を持ってくる。
全てが一直線になるよう、少しずつ調整した上で、フロントCクランプを前に持ってきて、全てをさらに少しずつ締めていく。
Cクランプの前面を取り付け、緩んでいたボルトを締める。
指で部品をしっかり支えよう。ここで全てがひっくり返ってしまってはいけない。
遊びがある状態なら、残り2つのボルトがはめやすくなる。
引っ張りながら位置を調整して、確定させる。
最後に、指で部品を固定しながら、全体の位置を調整しよう。
指で支えながら下部のボルトを入れていく。(04:29)
指は固定したまま、27サイズのT型トルクレンチでCクランプを締める。
もちろん上下とも締めるが、その際各パーツが一直線に並んでいるかを気にしてくれ。
締めすぎには注意。そんなに固く固定される必要はない。
ただのコントロールクラスターなので、締め切った所でもうあと半ひねりもしたら十分だ。
これで完ペキ!
~宣伝告知のため一部削除~
では、動画に戻ろう。次は右側だ。
ブレーキ側と全く同じ方法で、右側も取り外す。
こちら側で気をつけなければいけないのは、ブレーキライトのスイッチだ。
ここでうまくやる方法は、スイッチを壊さない事だ。スイッチを壊す奴らが多い。
よく分からなくても、ブレーキライトスイッチに関して簡単な解決法がある。
右側はブレーキの側。ブレーキレバーは常にむき出しになっている。
ブレーキをかけると、常にスイッチに圧力がかかる事になる。
このスイッチはその圧力を逃す事ができる。それでブレーキランプが点灯する。
必ず、ダンボールの小さな切れ端をここに入れて欲しい。
ブレーキレバーにつっかえ棒をして、スイッチの圧力を逃す。
この過程を踏まないと後で部品を戻す時に、ブレーキが見ての通りピッタリはまった状態になっているので、無理にはめようとして、小さなスイッチを変形させてしまう。
ダンボールの切れ端を挟む事で、圧力を逃す事ができる。
ブレーキライトスイッチを買い換えなくて済むから、後で自分に感謝する事になる。
スイッチはとてもデリケートな造りだ。
なので、ちょっとしたダンボールの切れ端を挟む準備をしよう。
では始めよう。左側と同じように、ボルトを全部外す。
ブレーキのワイヤーがあるので、挟もう。
ブレーキレバーはケーブルが巻きついたまま。
クラッチ側でやったのと同じように、ハウシングを外し始めよう。
右側はスロットルなので、もちろん糊付けはされていない。すぐに取り外し可能だ。
電化ワイヤースロットルの横に、スロットルが確認できるだろう。
端っこに小さなトゲ状の突起がある。
グリップ内側は回るようになっていて、スロットルがこうやって機能している。
スロットル内側の突起に、新しいグリップのウィーリーGスカルをはめ込む。
ギアを感じながら、少し捻ってみて一直線になっているかを確認しよう。
グリップ最上部は少し感触が違うので、ハウジングの中に入るべき場所が分かるだろう。
色々触ってみれば、スプリングにかかる圧力が感じられるだろう。左側と違って、ハウジング内で最上部が自由に動く事ができるようになっている。
ハウシングが突起の上に来るようにする事で、グリップは外れ落ちず、ハンドルバーに固定できる仕組みだ。
全部品の位置が確認できたら、ボルト4つを全部閉めて固定する。
~ヒートフリップ動画への宣伝告知のため一部削除~
左側でも見せた通り、右側前面の上部と底部にも、ボルトを2つずつはめる。
この時、指を使って全部品を固定しよう。
部品を一列に揃えたら、最後にレンチで締める。サイズ27のT型レンチだ。
これで、ハーレーに、別売ウィリーGの新品グリップが装着できた。
グリップ交換の手順
クラッチ側のグリップ交換
- 27サイズのトルクレンチでCクランプの2つのボルトを緩める
- ハンドルバーの前側からCクランプを取り外す
- コントロールクラスターの2つのボルトを緩める
- Cクランプを落とさない様に取り外す
- コントロールクラスター全体が緩まったら、ハウシングを取り外す
- グリップを外す(取れない時はカッターで切り取る)
- 新しいグリップを差し込む
- グリップの飛び出ている部分をハウシング内部にひっかけることで、グリップが勝手に回ってしまうのを防ぐ。
- ロゴなどは正面を向けるよにうに取り付ける
- クランプやコントロールクラスターが、うまく噛み合っている事とグリップが固定されている事を確認
- ミラーとクラッチ、Cクランプを元に戻す
- 遊びを調整・確認する
アクセル側のグリップ交換
- ブレーキレバーに段ボールを挟んで、スイッチの圧力を逃す
- すべてのボルトを取り外す
- ハウシングを取り外す
- グリップを取り外す
- 新しいグリップをはめ込む
- グリップの飛び出ている部分をハウシング内部にひっかける
- グリップの位置を調整して確認する
- ボルト4つを全部閉めて固定する
動画内で使用されいるグリップと工具
スカル・ハンドグリップ ミディアム/1.5インチ径
ハーレーといったらやっぱりスカルマーク!
同じシリーズでミラー、フットペグ、シフターペグ、フェンダースカートもあるので、揃えるのもGOOD!
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