まいど！輩す(￣ω￣)
渋滞。車にとってもバイクにとっても嫌なものですなぁ。以前バイクに全く乗ったことのない人から、『バイクは渋滞がなくていいよなー。高速道路とかも横の広いスペースをかっとばせるし！』と、言われましたが、それは大いなる誤解ですから。そもそも高速道路の横の路側帯みたいな広い部分。あそこは緊急車両用なので、いくらバイクでもカッ飛べば速攻で交機に捕まりますから。かと言って車と車の合間を全神経を張り巡らせながら進むのもかなり辛い。それにすり抜けすらできない身動きできない状況では、暑さ寒さ、排気ガスなどもう最悪な感じですな。とくに空冷のハーレーの場合、走行できない＝オーバーヒートにも繋がるわけです。渋滞。峠の茶屋を目指す我々を待っていたのは上り坂途中の渋滞だった。
続き。横をすり抜けようにもスペースがない。道の両側には多数の駐車車両。遅々として進まぬ車列に後ろを振り返ると、vinoさん、ほとんど寝そうな状態。ぬおおっ！やばいね。どうにかこうにか進んで行くと一瞬、すり抜けられそうなスペースが生じた。それを見逃すほど輩はお人好しではない。一気にというわけにはいかなかったがようやく峠の茶屋に辿り着いたのであった。紅葉にはまだ早いと思っていたが、一望すると色付き始めている。確実に山々は秋の衣を纏い、冬支度を始めているのであった。
さぁ最終目的地キョロロンへいざ出発であります。下りはなぜか空いていた。途中那須甲子有料道路に入り白河方面に進路をとる。ところでこの全長約12キロの有料道路。値段は930円と聞いていたのだがなんと、08年9月1日から無料化されたらしい！ちょとお得な感じ。紅葉や黄葉に包まれるワインディングロードをマイナスイオンを浴びながら駆け抜ける。空は青く日差しは優しい。そんな緩やかな時間がずっと続けばいいのにと多くの人が願うが、当たり前の明日などないからこそ、貴重な1日1日を大切に生きにゃーならんのだろね。
無料化された有料道路(笑)を終点まで駆け抜けるとそこはもう福島県。T字路を左折するとすぐに現れた村。今回最終目的地に設定したキョロロン村だ。どうやらそこは総合レジャー施設のようだ。宿泊やキャンプもできるぽい。南ヶ丘牧場同様にここも子供連れのファミリーにはいいかもしれない。
キョロロンがレジャー施設であることは分かった。ではキョロロンの由来は何？探してみるがどこにも書いていない。聞くのは恥ずかしかったが、折角なので総合受付みたいなところのスタッフに聞いてみた。
鳴き声です。
鳴き声！そう。マミジロ？とか言う鳥がいるらしく、その鳴き声が
キョロンチー
だそうです。キョロロンではなくキョロンチー。キョロンチー村ではなく何故にキョロロン村じゃ！などと無粋な質問を紳士な輩ができるわけもない。ちなみに質問に答えて頂いた受付の方曰く、10年以上ここで勤めているが、かつてたったの一度しか目にしたことがないとのこと。ぬおっ！幻の鳥じゃないすか！！皆さんもキョロロン村に訪れた際は、キョロンチーと鳴くマミジロ、探してみて下され。
飲み物を購入し、しばしのまったり語らいタイム。の前に、スウィーツ好きなvinoさん、おもむろにクレープを購入！食べ始めたその表情を見ればその味は敢えて聞く必要もありますまい。帰りに渋滞を避けるにはあまりのんびりもしてられぬ。とのことで帰路につくことにした。敷地内に並べて停めたハーレーの前で出発準備をしていると一人のおじさんが話しかけてきた。
輩は国産のバイクにも乗っていたので強く感じるのだが、ハーレーの魅力の一つに人と人を結びつける『吸引力』を挙げることができると思う。ハーレーを通して知り合えた仲間のなんと多いことか。年齢も様々、男女も問わない。普通では話すこともなさそうな業界の人や、会社の社長などともハーレーを通して知り合う。面白いものだ♪
さてエンジンに火を入れ向かうは東北道の白河IC。高速に乗る前に給油を完了させ、空いている東北道を快適に駆ける。快適とは言え長距離長時間はさすがに疲れる。上河内SAを休憩ポイントに設定し、解散ポイントを蓮田SAとした。
夕焼けの高速道路。真っ赤に染まり沈み行く太陽のなんて綺麗なことだろう。徐々に夜が勝る空の下、蓮田SAに着いたのは日も暮れた18時。ちょうど腹も空いた頃合いの我々は晩飯と反省会を兼ねて一休み。それにしてもvinoさんが大量に買い込んだというキャンプグッズ！早く見たいものだ。
帰りは流れ解散。途中まで伴走し輩は首都高を、vinoさんは東名を行く。
峠の茶屋で渋滞にハマるもキョロロン村の謎も解明され、思いのほか色付いた山間を駆け抜けることのできた今回の那須高原ツーリング。大成功だったと言えるでしょう！いやー次回ツーリングが楽しみだ♪
ではでは