ここでは、ハーレーのオーバーヒートしてしまった時の症状とオーバーヒートしないための対策を紹介しています。
夏の暑い日にハーレーでツーリングに出かけたいけど、途中でオーバーヒートしないか心配な方は簡単にできる対策を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ハーレーがオーバーヒートする原因
ハーレーは一部のモデルを抜かして、ほとんどのモデルが空気でエンジンを冷やす空冷エンジンになります(ミルウォーキーエイトからは水冷エンジンになります)。
そのため、真夏の炎天下に渋滞などでエンジンをかけたまま長い時間停車しているとオーバーヒートしてしまう時があります。
夏は空気が熱くなっているためハーレーのエンジンが冷えないことがオーバーヒートに繋がります。
また、インジェクションモデルは排ガス規制のために燃料が薄くなる設定になっているため、エンジンの燃焼温度が上がりやすくオーバーヒートをしやすいという話をよく耳にします。
オーバーヒートとは
エンジンを冷やす力よりも発する熱の方が大きくなることで発生する現象で、普段よりもエンジンが加熱してしている状態です。
バイクにとってはとても過酷な状態になります。
ハーレーのオーバーヒートが起こるときの兆候
ハーレーがオーバーイートするときの兆候を知っておくと、オーバーヒートになる前にエンジンを冷やすことができます。
オーバーヒートはバイクにとても負担がかかるため、なるべくオーバーヒートする前に防いぐことがおすすめです。
- エンジンチェックランプ点灯
- アイドリングが不調
- エンジンが止まる
- スピードがでない・加速できない
- クラッチが切れない
- 油圧があがらない
- ノッキング音(ガリガリ・カラカラ)がする
ハーレーにおすすめのオーバーヒート対策
ここでは、ハーレーのオーバーヒート対策におすすめの5つの方法を紹介しています。
簡単にできるものばかりなので、気になるオーバーヒート対策がありましたら、ぜひお試ししてみてください!
1.シリンダーヘッドクーラーを設置する
ヘッドクーラーは、スイッチを入れるとファンが回ってエンジンに風を送って冷やしてくれます。
サーモスタットがついているので、140℃になると自動でスイッチが入る仕組みですが、手動でオンオフを切り替えることもできます。
2.オイルクーラーを設置する(ミルウォーキーエイトは標準装備)
オイルを冷やしてくれるのがオイルクーラーです。
エンジンも冷却できるので、夏のオーバーヒート対策に人気の商品です。
冷却ファンがついているものとついていないものがあるのですが、渋滞などで走れない時でも効果があるのは冷却ファンつきです。
3.インジェクションチューニングをする
インジェクションチューニングをして、燃料調整をすることでオーバーヒート対策になります。
FP3を使うと簡単にできますが、自分で行うのは不安という方はハーレーディーラーでバイクショップで対応してもらえます。
回転数を下げることもオーバーヒート対策になりますので、ぜひインジェクションチューニングと一緒に対応してみてください。
4.高性能なオイルやハーレー純正オイルに交換する
ハーレー純正のオイルは、高品質でハーレーのために開発されているので、オーバーヒート対策に限らずおすすめのオイルです。
古い劣化したオイルを使っているとオーバーヒートしやすくなる時もありますので、定期的に新しい綺麗なオイルに交換しましょう。
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5.油温のチェックをする
オイルの温度をチェックできるオイルテンプゲージを使うと、走っている最中や信号待ちなどに油温を確認することができるので安心です。
油温が上がってきたらハーレーを走らせたり休ませてオイルの温度を下げることで、事前にオーバーヒートを防ぐことができます。
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もし、ハーレーがオーバーヒートしてしまったら…
ハーレーでツーリングの最中にもしもオーバーヒートしたら、ハーレーを走らせてエンジンに空気を当てて冷やすのが一番効果的なクールダウン方法になります。
渋滞などでハーレーを走らせることが難しい場合には、日陰に移動してエンジンを止めて冷やして(クールダウン)温度を下げます。
オーバーヒートしてしまった時にエンジンに水を掛けて冷やすそうとする人がいますが、過熱している状態に水をかけて急速に冷やしてしまうと、エンジンなどにダメージを与えてしまうことがあるので絶対にやめたほうが良いです。
オーバーヒートしてまった時は、ハーレーを走らせるか日陰でハーレーのエンジンを止めて、自然に冷やすのが一番おすすめです。
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